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相続した実家を売却 遠方の祖母の「実家じまい」をした僕たち家族の話【前編】
カテゴリ:売却相談事例  / 投稿日付:2026/09/15 17:02

相続した実家を売却
遠方の祖母の「実家じまい」をした僕たち家族の話【前編】





「相続した実家が遠方にあり、管理するのが大変」

「誰も住む予定はないけれど、思い出のある家なのでなかなか手放せない」

「自分の子どもたちに、この家をそのまま残していいのだろうか」

相続した実家の売却について、このようなご相談をいただくことがあります。

今回は、お客様の売却事例ではありません。

僕自身の祖母の家を「実家じまい」した話です。

父から相談を受け、和歌山県新宮市にあった祖母の家の売却を僕が手伝いました。

僕は普段、不動産会社の代表として、お客様の不動産売却をお手伝いする立場です。

でも今回は、

僕自身が「遠方にある家族の実家を売却する側」になりました。

実際に自分の家族の実家じまいを経験してみると、不動産会社として売却をお手伝いするのとは、やはり少し違いました。

遠方の実家を売却する大変さ。

思い出のある家を手放す気持ち。

そして、

「この家を次の世代に残すことが、本当に家族のためになるのだろうか」

という父の思い。

今回は、僕たち家族が実際に経験した「相続した実家の売却」について書いてみたいと思います。


父が相続した、遠方にある祖母の家


祖母の家は、僕たちが暮らしている愛知県から遠く離れた和歌山県新宮市にありました。

祖母が長年暮らしていた家です。

当然、父にとっても僕たち家族にとっても思い出があります。

だから、

「誰も住まないなら売ればいい」

と簡単に割り切れるものではありません。

一方で、現実的に考えると父が今後、新宮に戻って暮らす予定はありませんでした。

祖父母が他界した今、新宮へ戻る理由も少しずつなくなっていました。

そこで父が考えたのが、

「自分の代で実家じまいをしておこう」

ということでした。


一番の理由は「子どもたちに負担を残したくない」


今回、父が実家の売却を決断した理由はいくつかあります。

その中でも一番大きかったのが、

「自分が持ち続けた結果、将来、子どもたちに迷惑をかけたくない」

という気持ちでした。

今は父が管理できます。

でも、このまま所有し続ければ、
いずれその家を僕たち子どもの世代が相続する可能性があります。

しかも、愛知県から簡単に行ける距離ではありません。

誰も住む予定のない中古住宅でも、所有している限り管理は必要です。

・固定資産税などの負担

・庭や建物の管理

・修繕

・近隣への配慮

そして最終的には、売却するのか、解体するのか。

いつか僕たち子どもが判断しなければならなくなるかもしれません。

父からすれば、

「自分が元気で判断できるうちに、自分の代で整理しておきたい」

ということだったのだと思います。

今回の実家じまいを経験して、僕自身も考えさせられました。

「財産を残すこと」だけが、子どものためとは限りません。

使う予定のない不動産を自分の代できちんと整理しておくことも、
次の世代への一つの思いやりなのかもしれない。

そう感じています。


誰も住んでいない家でも、管理は続きます


祖母の家は、空き家になったからといって放置していたわけではありません。

父は月に1回、シルバー人材センターの方にお願いして、
家の風通しなどをしてもらっていました。

遠方なので、自分たちで毎月行くことは現実的ではありません。

そのため、お金を払って管理をお願いしていました。

これも父にとっては、ずっと気になっていたことの一つだったようです。

誰も住んでいなくても、

・固定資産税などがかかる
・定期的な管理が必要になる
・庭や建物の状態を確認しなければならない
・何かあれば遠方まで対応しなければならない
・建物は少しずつ古くなっていく

という問題があります。

「誰も住んでいないから、お金も手間もかからない」わけではありません。

むしろ所有する期間が長くなるほど、管理や維持の負担が積み重なっていくことがあります。


「いつか売ろう」と思っている間にも家は古くなっていく



中古住宅は、時間が止まってくれるわけではありません。

「まだ急がなくてもいいかな」

「いつか売ればいい」

と思っている間にも、建物は少しずつ古くなります。

現在なら中古住宅として売却できる建物でも、数年後には修繕が必要になるかもしれません。

さらに時間が経てば、建物を残して売るのではなく、解体して土地として売却することを検討するケースもあります。
僕たちの場合は、過疎化で土地が余っている地域という事情もあり
中古住宅としてなら需要はあるかもしれない。
けど、解体して土地にしたら売れる見込みがないという状況でした。

だからこそ、

誰も住む予定がないことが分かっている実家なら、
早めに一度「これからどうするか」を家族で話しておく。

それだけでも大きな意味があると思います。


空き家バンクにも相談しました


父は、僕に売却を任せると言ったものの
行政にも相談してみたいという思いから、
新宮市の空き家に関する制度にも相談しました。

地方にある空き家では、自治体の空き家バンクなどを利用する方法も一つの選択肢です。

ただ、

空き家バンクに登録することと、実際に売却できることは別の話です。
登録したからと言って売れるとは限りません。

・その家をこれから誰が管理するのか

・いつまで所有するのか

・将来誰が引き継ぐのか

そこまで含めて考える必要があります。

僕たち家族の場合は、いろいろ考えた結果、

「父が元気なうちに、父の代で実家じまいをする」

という結論になりました。


実家じまいは「思い出を捨てること」ではないと思います


「実家じまい」という言葉には、少し寂しい印象があります。

祖父母や両親が長年暮らしてきた家です。

売却することに罪悪感を感じる方もいると思います。

僕自身も、今回は自分の祖母の家でした。

仕事として扱う不動産とは違います。

家族の思い出がある家です。

でも、実際に売却を経験して思ったのは、

実家じまいは、思い出まで捨てることではない

ということでした。

家を売却しても、そこで家族が暮らしてきた記憶までなくなるわけではありません。

誰も住まなくなった家をそのままにして、最後に子どもや孫が困る状態にするのではなく、

家族で話し合って、きちんと最後まで整理する。

それも、その家を大切にする一つの方法なのではないかと思います。


僕自身が「遠方の実家を売る側」になって初めて分かったこと




僕は普段、不動産会社の代表として売却の相談を受けています。

これまでも、

「実家を相続したけれど、自分は遠方に住んでいる」

「地元の不動産会社が分からない」

「何から始めればいいか分からない」

というご相談を受けてきました。

もちろん、その大変さは分かっているつもりでした。

でも今回、

僕自身が遠方にある祖母の家を売却する側になりました。

そこで改めて分かったことがあります。

遠方にある家は、ちょっと見に行くことさえ簡単ではありません。

「今、家はどうなっているんだろう」

「庭は大丈夫かな」

「近所に迷惑をかけていないかな」

「売るなら誰に相談すればいいんだろう」

「何度も現地まで行かなければならないのかな」

距離があるだけで、考えなければならないことが増えます。

そして何より、

不動産として売ることだけではなく、「家族の実家を手放す」という気持ちがあります。

これは、自分自身が経験したからこそ、以前よりも実感を持って分かるようになりました。


県外に住みながら、愛知県の実家を売却したい方へ


僕たちの場合は、

愛知県に住みながら、和歌山県にある実家を売却する側

でした。

でも、逆の立場の方もたくさんいらっしゃると思います。

現在は東京や大阪、神奈川、福岡など県外で生活している。

でも、

岡崎市に相続した実家がある

安城市に親が暮らしていた家が残っている

豊田市に実家があるけれど、自分はもう愛知県へ戻る予定がない

実家から離れて長く暮らしていると、

「どこの不動産会社に相談したらいいのか分からない」

というところから始まることもあると思います。

大手の不動産会社がいいのか

地元の不動産会社がいいのか

相続に詳しい会社がいいのか

空き家でも相談できるのか

家の中に荷物が残っていても大丈夫なのか

何度も愛知県まで戻らなければならないのか

僕自身、不動産会社の代表です。

今回、僕自身も家族と話し合い、父の気持ちを聞き、遠方にある祖母の実家を実際に売却しました。

僕も「遠方の実家をどうするか」と考えた家族の一人です。

だからこそ、

不動産会社の代表である僕が実際に父の実家を売却した経緯

をお伝えすることで、実家の売却を悩んでいる方の参考になればと思い書かせて頂きました。


遠方だからこそ、実家の近くに相談できる人がいる安心を


県外に住んでいると、愛知県の実家で何かあっても、すぐには行けません。

だからこそ、

実家のある地域に相談できる不動産会社がいること

は、一つの安心になると思います。

虹色どうぶつ不動産では、岡崎市・安城市・豊田市を中心に、
相続した実家や空き家の売却相談をお受けしています。

まだ売却すると決めていなくても構いません。

相続したばかりでも大丈夫です。

兄弟姉妹でこれから話し合うという段階でも大丈夫です。

「実家を売ったら、どのくらいになるんだろう」

「売るのと残すのと、どちらがいいんだろう」

「まず何から始めればいい?」

そんなところからご相談ください。

僕自身も、祖母の実家じまいを経験した一人です。

不動産会社の代表としてだけではなく、

同じように「家族の実家を手放す」という経験をした一人として、
お話を聞きたいと思っています。


Q&A|遠方からの相続した実家の売却について


Q. 県外に住んでいても、愛知県の実家を売却できますか?

A. はい。現在は県外にお住まいでも、岡崎市・安城市・豊田市などにある相続した実家や空き家についてご相談いただけます。

Q. どこの不動産会社に相談すればいいのか分かりません。
A. 実家がある地域の売却事情を把握している会社へ相談することが一つの方法です。虹色どうぶつ不動産では岡崎市・安城市・豊田市を中心に売却相談をお受けしています。

Q. まだ売るか決めていなくても相談できますか?
A. もちろんです。まず現在の状況やご家族のお考えを整理するところからご相談いただけます。

Q. 実家に荷物が残ったままでも大丈夫ですか?
A. はい。遠方の実家では荷物が残っているケースも珍しくありません。現状のまま、まずご相談ください。

Q. 相続した実家は早く売った方がいいですか?
A. 一概には言えません。ただ、誰も住む予定がない場合は、建物の老朽化や維持・管理の負担も考え、早めに今後の方向性を家族で話し合っておくことをおすすめします。



虹色どうぶつ不動産から


今回は、お客様の売却事例ではなく、僕自身の家族の実家じまいについて書きました。

父が今回一番気にしていたのは、

「自分たちの問題を、子どもたちの負担にしたくない」

ということでした。

相続した実家をどうするか。

正解はご家族によって違います。

残すことが正解の家族もいます。

売却することが正解の家族もいます。

だからこそ、

「売却すると決めてから相談する」のではなく、「この実家、これからどうしよう?」という段階から相談していただいて大丈夫です。

僕自身、今回初めて「遠方にある家族の実家を売却する側」を経験しました。

不動産会社として何度も実家の売却に携わってきましたが、自分の祖母の家を売る経験はやはり違いました。

現在、県外にお住まいで、

岡崎市・安城市・豊田市に相続した実家がある方。

遠方なので、どこの不動産会社に相談したらいいのか分からない方。

そんなときは、ご相談ください。

僕も同じように、遠方の実家を売却した経験があります。

だからこそ、単に「不動産を売る」ということだけではなく、

その家を手放すご家族の気持ちも含めて、一緒に実家じまいを考えていきたいと思っています。

そして今回、祖母の実家を実際に売却して、もう一つ僕自身が強く感じたことがありました。

それは、

「不動産を相続した=資産を相続した」とは限らない

ということです。

僕は不動産会社の代表ですが、今回、祖母の実家を売却するために一般の方と同じように
一括査定サイトも実際に利用しました。

そこで、普段仕事をしている愛知県の不動産とは違う現実も経験しました。

この話については、【後編】「不動産=資産とは限らなかった僕たちの実家じまい」で詳しく書きたいと思います。



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